【野球肘とは?】成長期の肘の痛みは要注意!|国府坂口鍼灸整骨院
2026年08月1日
野球で肘が痛い…それは「野球肘」かもしれません
「ボールを投げると肘の内側が痛い」
「投球後に肘がジンジンする」
「最近、球速が落ちた」
「肘が最後まで伸びない」
このような症状がある場合は**野球肘(投球障害肘)**の可能性があります。
特に小学生・中学生など成長期の野球選手は、骨がまだ完成していないため、大人よりも肘を痛めやすい時期です。痛みを我慢して投球を続けることで、骨や軟骨、靱帯に大きな損傷を起こし、長期間プレーできなくなるケースもあります。野球肘は繰り返しの投球によるオーバーユース(使いすぎ)が主な原因で、早期発見・早期対応が重要です。
今回は、徳島市の国府坂口鍼灸整骨院が、野球肘の原因・症状・治療・予防法について詳しく解説します。
野球肘とは?
野球肘とは、投球動作を繰り返すことで肘に負担が蓄積し、骨・軟骨・靱帯・筋肉などを痛めるスポーツ障害の総称です。成長期では骨端線(成長軟骨)に障害が起こりやすく、成人では靱帯損傷が多くみられます。
特に
- 小学生
- 中学生
- 高校球児
- 投手
- 捕手
に多く発生します。
野球肘の種類
野球肘は痛みが出る場所によって大きく3つに分類されます。
① 内側型野球肘
最も多いタイプです。
投球時に肘の内側へ強い牽引力が加わることで
- 靱帯
- 腱
- 骨端線
を傷めます。
成長期では「リトルリーグ肘」と呼ばれることもあります。
② 外側型野球肘
肘の外側では骨同士がぶつかることで軟骨が傷つきます。
特に
離断性骨軟骨炎(OCD)
になると手術が必要になるケースもあります。初期は痛みが少なく見逃されやすいため注意が必要です。
③ 後方型野球肘
投球時に肘が伸び切ることで後方に負担がかかります。
高校生以上に多く
- 肘の後ろが痛い
- 肘が伸びない
という症状がみられます。
野球肘の原因
野球肘は単純に「投げすぎ」だけが原因ではありません。
以下のような要因が重なることで発症します。
- 投球数が多い
- 投げ込みのしすぎ
- フォーム不良
- 肩甲骨の動きが悪い
- 股関節が硬い
- 体幹が弱い
- 下半身を使えていない
- 柔軟性不足
- ウォーミングアップ不足
実は、肘だけが悪いケースは少なく、肩・体幹・股関節・足首など全身の連動性が低下することで、肘に過剰な負担が集中してしまうことが少なくありません。体幹や全身機能へのアプローチを組み合わせた保存療法は改善に重要とされています。
このような症状はありませんか?
以下の症状があれば要注意です。
- ボールを投げると痛い
- 全力投球できない
- 球速が落ちた
- コントロールが悪くなった
- 肘が最後まで伸びない
- 肘を曲げにくい
- 練習後に肘が痛い
- 肘の内側を押すと痛い
このような症状を放置すると悪化する恐れがあります。
放置するとどうなる?
初期は軽い炎症でも
- 骨端線損傷
- 靱帯損傷
- 離断性骨軟骨炎
- 関節の変形
へ進行する可能性があります。
特に離断性骨軟骨炎は、進行すると手術が必要になることもあるため、早期受診が大切です。
国府坂口鍼灸整骨院で行う野球肘への施術
当院では、痛い肘だけを見るのではなく、
「なぜ肘に負担がかかったのか」
という根本原因を検査します。
丁寧なカウンセリング
- 投球数
- ポジション
- 練習量
- 痛みの出るタイミング
- 過去のケガ
などを詳しく確認します。
全身の動作チェック
- 姿勢
- 肩甲骨
- 股関節
- 体幹
- 柔軟性
- 筋力バランス
を評価します。
手技療法
硬くなった筋肉を緩め
- 前腕
- 上腕
- 肩
- 背中
まで調整し、肘への負担軽減を目指します。
電気療法
炎症や痛みの軽減を図り、組織の回復をサポートします。
セルフケア指導
ご自宅でも継続できる
- ストレッチ
- アイシング
- トレーニング
- 投球時の注意点
を分かりやすくお伝えします。
野球肘を予防するポイント
野球肘は予防がとても重要です。
以下を意識しましょう。
- 投球数を守る
- 投げすぎない
- 練習後はアイシング
- ストレッチを毎日行う
- 股関節を柔らかくする
- 肩甲骨をしっかり動かす
- 体幹を鍛える
- 疲労を翌日に残さない
また、少しでも違和感があれば無理をせず休養を取り、必要に応じて医療機関で画像検査を受けることも大切です。
症例報告
【患者様】10代・男性
【お悩み】野球をしており1カ月前から右肘に痛みが出ている。
【検査・原因】
姿勢分析→骨盤後傾・猫背
肘内側部に圧痛。自動運動では痛みなし。抵抗下で痛みあり。
右肩外旋制限著明→肩の可動域が悪く、投球時に手投げになっている事で痛みが出現。
【施術内容】
MPF療法
インナートレーニング
肩のチューブトレーニング
【経過】
2回目
→初回よりも痛み減少。まだ全力では投げていないが5割程度の力では痛みなかった。
8回目
→8割の力で投げても痛みが出ていない。投球回数が増えると違和感が出る。
姿勢写真を再度撮ると、初回よりも猫背が増しになっている。
16回目
→ほぼ痛みが出ることなく練習・試合に参加できている。
再発予防も含めて現在も通院中。















